Back Number

新人フォロー研修の現場から・2018年秋
 このところ、入社三年目以上くらいまでの若手への研修の依頼はいただくが、
久々に新人フォロー研修を担当させてもらった。

 コミュニケーション実習中心に進めたが、「議論が下手だなあ」「成果を追
求しないなぁ」「そこそこで満足しているなぁ」「協調的という名のなあなあ」
といった印象が終始、続いた。

 日頃、大学3−4年生を相手にしているが教え子特有かと思っていたが、傾向
的には同じなんだと改めて感じた。

 真面目に言われたことはしっかりとやり切る意識は総じて高い。でも、何と
なく無難にやっている感が伝わってくる。本人たちは100%近くの力でやって
いるつもりでも、こちらから見ていると、80%くらいにしか見えない。そこに
ギャップを感じる。

 人手不足・人材争奪戦の中での採用なので、職場でも大事にしてもらってい
ると感じるし、30分くらい講義をしているし、担当者が飛んできて「集中力が
心配です」なんて言う。更に「休憩は多めに」「終了はぴったりに」と、新人
カバーに忙しい担当者。

 今の新入生は幸せなのか、幸せなのだろう。でも、これでビジネス耐性が養
われるのか、戦いの中で成果を上げられるのか、心配になってしまう。


             (2018/10/22 人材開発メールニュース第995号掲載)


Go to Back Number Index
Go to Top Page