いよいよ今年の就活が解禁された。

　といっても、実質は就活中盤戦の様相で二月は業界研究セミナー＆インター
ンシップという名の「企業セミナー＆就業体験型セミナー」になっているよう
であった。

　学生に聞いても、「先生の言ったようにほとんど説明会でしたよ」という返
事が多く、考えてみれば、昨今のインターンシップはワンディインターンシッ
プであっても、エントリーシート提出、Webテストを実施され、予備選考を経
てから参加の可否が決まるから、選考−説明会と同じだ。

　そして、今年はダイレクトリクルーティングがやけに目立つ。イベントや就
活カフェで、偶然出会ったような形をとるが、当然、求人企業とダイレクトリ
クルーティングを担う企業に仕組まれたものであるのは学生にもわかる。世間
知らずで純な学生は意外にはまり、「結構、感触いいですよ」と好印象、「騙
されるなよ」と一言、付け加えるのがこのところのパターンになっている。

　そして、この三月下旬にも内定が出始める。これからGW前後をピークに、学
生と企業との戦い（騙し合い？）が佳境を迎える。


 　　　　　　　　　　　　（2018/03/26 人材開発メールニュース第967号掲載）