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2013年をふりかえって
 このコラムを書き始めて、何度目の年の瀬、年末を迎えることだろう。成長
のないままに歳だけ重ねているのではないかと不安がよぎる年末でもある。

 12月1日は学生にとって就活の解禁日でもある。そしてこの12月1日解禁は、
今年で最後になる。来年度からは3年生の3月1日が解禁日となる。再来年のこ
ととはいえ、新就職協定での就活の混乱するであろう状況を想像すると、薄ら
寒さは外気温の低さだけが理由ではない。

 ところで今年の学生の動向だが、わからないなりにも準備を進めている学生
と、まったく関係のないような顔をしている学生との二極分化は確実に広がっ
ていると感じる。きっと、どのような就活スケジュールになろうとも、感化さ
れない、本気になれない(きっと「本気を出せばちょろいと思っているが、ま
だ本気を出していないと思っている学生は多いと思う。そして本気を出さない
まま時間だけが進んでいく」)学生が大半だと思う。

 それでも私には「やる気のある学生」「やる気はあるのだが、どうしていい
かわからない学生」「やる気もなく、やり方もわからないのだが、やる気のあ
る学生に引っ張られてきた学生」といった混在されたメンバーを前に話し続け
る仕事がある。

 そんな学生160人が集まる就職合宿がもうすぐ開催される。
 以前、このコラムで書いた“就職に強い大学”上位常連校の意識付けと個人
指導と訓練の場として、すっかり定着した恒例の行事ともいえる。
 そしてそこは修羅場と化す?無制限一本勝負の試練の場(私にとっての)で
もある。
 よいお年をお迎えください。

             (2013/12/16 人材開発メールニュース第757号掲載)


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