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2012年を振り返って
 2012年ももう少しで終わろうとしている。
 毎々変わり映えのしないコメントで恐縮だが、あっという間の一年であった。
皆さんにとってはどのような一年であったであろうか。

 国全体を見れば、民主党は下野して政権の枠組みは大きく変わろうとしてい
る。誰が、どの党が政権を担っても大枠が変わらないのは確かであろう。憲法
改正、TPP、原発、財政再建、雇用、景気、金融緩和…ありとあらゆる問題・
課題に曖昧、「政権をとってから検討」ばかりの公約で国民は何を選択すれば
いいのか、声高に「改革」を叫ぶ目新しさを選ぶだけなのか、これまでの選挙
と比しても、考えさせられるものでもあった。これまた、皆さんの選択とその
結果はどうだったのか。

 それでも我々は生きていかなければならない。
 足元は自分で固め、前に進んでいかないと誰も助けてはくれない。リストラ
を繰り返すデジャブーの日本の大企業の姿を見ていて、改めて国も、地方も、
企業も頼りにならない、いや、頼ってはいないことが再確認できた人も多いの
ではないか。
 こうして、2012年も暮れていく。

 今年一年の当コラムのご愛読、心より感謝申し上げます。
 良いお年をお迎えください。

             (2012/12/17 人材開発メールニュース第708号掲載)


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