Back Number

2010年・新年の抱負?
 年が明け早くも半月以上経過いたしました。
 本年最初のワンポイントアドバイスです。

 相変わらず世の中には明るい話題が少ない感じですが、逆にこういう時代だ
からこそ、今年は新しい事に色々挑戦しようと考えております。と思いつつス
タート切ったわけですが、新年早々プライベートで予期せぬトラブルが次々と
発生し、早くも思うように進まない状態に陥ってしまいました(いきなり個人
的な話題で恐縮です)。しかし、そこはいつもの?開き直り、いい加減さを発
揮し、乗り切って行こうと前向きに考えています。

 同時に年末年始にかけて、新しい道に挑戦する方々とたくさんお話する機会
がありました。独立する方、転職する方、一般的には環境は良くないと言われ
ておりますが、新たに挑戦する方に共通するのは、環境を好機と捉えている点
です。

 不思議なもので、好機と捉えている方の話は、周囲に元気をもたらします。
また、そういう所には自然と良質な情報が集まってきます。改めて、環境をど
う捉えるかが大事だと実感することができました。勿論、成功が約束されてい
るわけではありませんが、活路を見出し動き始めることで、新たな景色が見え
てくるのではないでしょうか。

 人材開発においても、この環境をどう捉えるかによって、実施される具体的
な方法(採用・育成・制度等)は様々な選択肢があり、多様化がさらに進んで
行くと予測されます(例えば、同じ業種・規模の企業においても、採用を増や
す企業もあれば、抑制する企業もある等…)。勿論、正解はありませんが、人
材開発部門や担当者の方々の環境の捉え方や舵の取り方が、ますます経営に大
きな影響を与えるのは、言うまでもありません。

 私も、この環境を好機と捉え、新たなことに挑戦する予定です。今年は、こ
のコラムでも新たなニュースや取り組みをお届けしたいと考えております。

 最後に、下記文章は、魯迅の『故郷』からの引用になりますが、こんな人材
開発・事業展開ができるといいですね。本年もよろしくお願いいたします。

【参考】魯迅『故郷』より

 思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。
 それは、地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。
 歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。


             (2010/01/18 人材開発メールニュース第564号掲載)
                          humanize:吉次 潤


Go to Back Number Index
Go to Top Page