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おかげさまで550号
 いつも人材開発メールニュースを愛読いただきありがとうございます。
 おかげさまで、このメールマガジンも550号を迎えることができました。ス
タートして12年目に突入することができました。読者の皆様には、本当に感謝
しております。
 毎回区切りの号では、近況の報告を行っておりますので、今回も同じような
感じでお届けさせていただきます。

<ご参考−これまでの区切りの号>
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/58727109.html (500号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/57283836.html (450号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/55380718.html (400号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/53247239.html (350号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/50774877.html (299号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/48416607.html (250号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/45868905.html (200号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/43196757.html (149号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/40574904.html (100号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/37251736.html (50号)


 この一年で、経営や人材開発を取り巻く環境は大きく変わりました。私の周
りでも、お付き合いしていた企業が倒産したり、採用や人材関連のサービスを
提供する企業が大幅なリストラを行ったりなど、非常に変化が早い一年だった
と言えます。多少景気は持ち直した?と言われておりますが、雇用関連の発表
される数値を見ている限りは、人材関連のサービスを行う業界は、特に地方に
おいては、まだまだ厳しい時期が続くのではないでしょうか。

 暗い話題が多くなりがちですが、どこの企業も、困ったこと(=課題)が増
える一方で、そういう意味では市場が広がっているような感じです。実際、依
頼や相談される内容も様々で、ホントに最近は何を生業にしているかわからな
いような感じです…。

 特に地元福岡で10年以上様々な方のキャリアに関する相談を受けております
が、起業される方・起業された方がかなり増えたこともあり、創業間もない時
期(場合によっては創業前)からお手伝いさせていただたり、以前と比べると
アーリーステージの企業をお手伝いする機会が増えています(決して起業を勧
めているわけではありません、念のため…)。

 規模が小さい企業であればあるほど、一人一人の能力・行動・成果が事業に
大きな影響を与えます。小さい企業ほど、人材に投資できる余裕は少ないこと
が多いわけですが、限られた条件の中で創業者と一緒にヒトや組織について考
え、組み立てるプロセスに携わることは、本当に有難いことです。
 そう言いながら大半は、思い通りに進まないものですが、中には成長スピー
ドが速い企業もあり、事業が拡大するとともに、人や組織が成長していく場面
や、成長しようとするプロセスでまた新たな課題にぶつかる場面を目の当たり
にできるのは、本当に嬉しいことです。これまでも感じていたことですが、改
めて“ヒト・組織”の重要性を痛感しております。取り巻く環境が厳しくなれ
ばなるほど、“ヒト・組織”によって、大きく後退することもあれば、荒波を
チャンスだと捉え大きく前進できることを実感しています。

 人材開発の仕事をしていると、周りから「需要が減っているのでは?」と聞
かれることもあります。確かに需要(既存のニーズ)が減ったと言う捉え方も
あるかもしれませんが、むしろニーズの変化にサービスが対応できていないこ
との方が多いのではないでしょうか。
 人材開発に限ったことではありませんが、商品やサービスが売れないのは、
既存の商品・サービスに市場が満足していない現われだと言えます。市場や商
品・サービスをどう捉えるかも“ヒト・組織”によって異なります。言い換え
れば、市場や商品・サービスを変えたり、決めることができるのは“ヒトと組
織”だけです。言い古された表現ですが、“ヒトと組織”の真価が問わている
のではないでしょうか。

 いつものごとく思いつくまま書いてしまいましたが、“ヒトと組織”の真価
が問われる中で、私自身も“縁”あって一緒に仕事をさせていただく方々とと
もに、経営を成長させるために必要な人材開発を絶えず見つめていきたいと考
えております。
 これからも自然体?で継続していきたいと考えておりますので、今後ともよ
ろしくご支援お願い申し上げます。

          【株式会社 ヒューマナイズ 代表取締役:吉次 潤】


             (2009/10/05 人材開発メールニュース第550号掲載)
                          humanize:吉次 潤


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