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おかげさまで次回は300号!
 いつも人材開発メールニュースをご愛読いただきありがとうございます。
 このメールニュースも次号で300回目の発行を迎えることになります。毎
年この区切りの時期には、私の近況等を報告させていただいておりますので、
今回も?同じような感じでお届けしたいと思います。

<ご参考−これまでの区切りの号>
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/48416607.html (250号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/45868905.html (200号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/43196757.html (149号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/40574904.html (100号)
※ http://blog.livedoor.jp/hrd_net/archives/37251736.html (50号)


 おかげさまで、あいかわらず忙しい日々を過ごさせていただいております。
仕事の種類で言えば、大きな変化はありませんが、着実に拡がり続けておりま
す。約7割が企業向けの採用・教育といった人材開発のお手伝いを、残りの3
割が就職支援など個人向けのサービスを提供させていただいております。また
この一年では、このコラムを読んでいただいた方から、コラムをベースにした
内容で原稿を書いて欲しいと依頼が続き、単発ではありますが、いくつかの執
筆を担当させていただきました。(ほとんど同じ内容だという噂もあるようで
すが…)目ざとく?見つけた読者の方々から、寄せられるメールに一喜一憂し
ていることもあります。

 最近、どうして「教育・研修・人材開発」という仕事を選んだの?という質
問を受けることがありました。今回は近況の報告というよりも、私自身がどん
な感覚で仕事に取り組んでいるか、少しご紹介させていただきます。(個人的
なことですみません。)

 以前の近況報告の際に書いたような気がしますが、私自身「教育・研修・人
材開発」そのものに強い興味を持っていたわけではありません。今現在も「教
育・研修・人材開発」は必要なければやらなくてもいいのではないかと考えて
おります。
 人材開発は、「経営を推進していくための人づくり」と言えますが、私はも
う少し大きな括りで「人材開発=コミュニケーション」と考えています。「人
と人」〜もう少し互いのことをわかりあう、「人と仕事」〜仕事の存在や意味
を理解することで、個人も会社も世界が広がる可能性が存在すると信じていま
す。「経営を推進していくための人づくり」は経営のためだけの人づくりとい
う意味ではありません。会社も個人も共に発展・成長しようという考え方が無
ければ、いつか必ず崩壊してしまいます。会社の都合だけ、個人の都合だけを
優先しようとした途端、どちらかが関係を断ち切ろうとする意識や行動が芽生
えます。その瞬間は、熟考して断ち切ろうということではなく、ちょっとした
きっかけで突発的に判断しているケースが多いように思われます。

 仕事や職場に限ったことではありませんが、思わぬ?すれ違いがたくさん存
在しているのではないでしょうか。逆に言えば、すれ違いを少しでも減らすこ
とで、気持ちよく仕事をする(生きていける)ことがたくさん存在するように
思われます。私が取り組んでいる「教育・研修・人材開発」という仕事は手段
であり、人材開発を行うことよりも、「人と人」「人と仕事」の関係を構築し
たり、改善したり、強化することが私自身の一番関心がある領域のような気が
します。

 そういう私も、器が狭く、わがままで、どちらかと言えば、自ら進んで関係
を構築したり、改善したり、強化することが苦手な人間でありますが、そんな
私に一緒に仕事をしようと声をかけていただける方々が周りにたくさん存在し
ていることを非常に感謝しております。
 これからも人材開発に関する情報発信(論理的なこと感覚的なことを織り交
ぜて?)を継続して行きたいと考えておりますので、今後ともよろしくご支援
お願い申し上げます。


             (2004/08/30 人材開発メールニュース第299号掲載)
                         WISEPROJECT:吉次 潤


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