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「ありがとう」が職場を変える
 組織を活性化したい、優秀なリーダーが欲しい、と言う話はどの企業に行っても
話題になります。(ニュアンスは、各企業ごとに異なりますが…)。これまでもリ
ーダーシップやマネジメントの手法はたくさん開発されていますが、リーダーシッ
プとマネジメントは人材開発における永遠のテーマであると言えます。
 人材開発の担当部門、担当者の方もリーダーシップやマネジメントについては、
いつも頭を痛められているのではないでしょうか?

 優秀なリーダーと言われる方、また活性化した組織を測る一つのバロメーターと
して「ありがとう」という言葉があります。優秀なリーダーの方は、上司、部下、
取引先など自分を取り巻く関係者に「ありがとう」、「ありがとうございます」と
いう言葉をかける方が多いような気がします。
 また組織においても、活性化した、元気な組織においては、「ありがとう」とい
う言葉が飛び交っている組織が多いような気がします。

 勿論「ありがとう」の言い方も、明らかに挨拶・マニュアル的なものもあれば、
本心から出てるものまで様々なものがあります。嫌味のない「ありがとう」を発す
る人・組織は、周りから見ていても気持ちがいいものです。

 嫌味のない「ありがとう」は理想ですが、難しいようであれば、最初は意識的・
強制的?に「ありがとう」を言わせることも必要です。ある飲食チェーンではオー
プンキッチンを売りにしていますが、オープンキッチンの中、またキッチンに出入
りするスタッフに「ありがとう」を意識的に言わせることで、お客様からの評判が
上がった例があります。最初は、意識的・強制的でなんとなく空々しく聞こえるか
もしれませんが、継続する中でいつのまにか根付いて、無意識に「ありがとう」と
言う言葉が頻繁に飛び交う職場になると一気に効果が上がります。
 みなさんの職場でも試してみてはいかがでしょうか?


             (2003/07/28 人材開発メールニュース第246号掲載)
                         WISEPROJECT:吉次 潤


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